A CARTOGRAPHY OF MEMORY
にかほの神話と伝承
― 発酵と磁性 ―
失われゆく地域文化の「発酵と磁性」を基点とした
土地の記憶の可視化と、地域間を横断する物語の構造化。
ふたつの不可視の力を軸に、忘れられかけた記憶を
〈いと〉として紡ぎ直し、風景へと擬態させる制作プラン書。
Concept
土地の記憶を、
ふたつの力で読み解き、
3つの形へ翻訳する
ふたつの力で読み解き、
3つの形へ翻訳する
土地に潜む、目には見えないふたつの力――発酵と磁性。それらが複雑に交差する場所を〈洞窟〉と呼び、空間へと立ち上げていく。
採集された物語の単位を〈いと〉として抽出し、「書籍」「屋外設置彫刻(ミミクリ)」「映像インスタレーション」という3つの回路へと翻訳する。無数の〈いと〉が幾重にも重なり合うことで立ち上がる場を、〈洞窟〉として空間に現前させる。
Phase 01: The Force of Fermentation
Phase 02: Accumulation
Phase 03: Discovery
Field Notes
NATURE MIMICRY
HEARING & ARCHIVE
COASTAL DRIFTWOOD
URBAN TRACES
Output Phase
PUBLICATION書籍出版
ヒアリングで得た〈いと〉を体系化し、後世に残る文化的資産として書籍(新書判)へ翻訳する。外部助成も視野に入れつつ、地域出版としての展開を通じて、中長期的な価値を創出する。
MIMICRY屋外設置彫刻
土地の石や流木、護岸の残骸などに精巧に擬態した彫刻「ミミクリ」を、伝承の舞台となる風景のなかにそっと置く。風景そのものが挿絵となる、恒久的な記憶の定着を試みる。
EXHIBITION映像展示
12月の制作発表展示会では、写真ではなく、語り手の声、水音、そして発酵の時間を主軸とした映像インスタレーションを展開する。屋内展示と屋外彫刻を接続し、全身で記憶を追体験する没入型空間を提供する。
Schedule
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2026.09 - 10Phase 1: ヒアリング拡大期
個別訪問を通じ、幼少期の物語や地域の伝承を継続的に収集。絵画・書籍・広報誌への素材として並行整理・蓄積する。 -
2026.10.25Phase 2: 中間発表
第2回ワークショップ(わくばにかほ)にて、制作途中の作品やミミクリの試作原型を住民へ公開し、11月の制作方針を確定させる。 -
2026.11Phase 3: 本格制作期
書籍の校正・印刷入稿、油彩画・インスタレーションの仕上げ、ミミクリの設置許可取得と試験設置を逆算スケジュールで並行して進行する。 -
2026.12.14 -Phase 4: 制作発表展示会
にかほっとにて制作発表展示会(12/14-19)およびトークイベント(12/20)を開催。その後は長野への巡回や、1月以降の継続的なヒアリング調査へ繋げる。
土地は、語られることで発酵し、
人を引き寄せる磁性を帯びる。
にかほで紡がれた〈いと〉は、長野へ、
そしてまだ見ぬ土地へと巡りながら、
幾重にも重なり合う〈洞窟〉を、
これからも編み続けていく。